今回お話したいのは『不滅のあなたへ』という作品に出てくる、最大の敵
『ノッカー』に関する内容です。
不死身の主人公を唯一消すことの出来る最大の敵「ノッカー」とは結局何者で、その目的とは一体何なのか?
作中の情報と合わせ、その一連の流れから推測した今後の展開をご紹介していきたいと思います。
ノッカーという”敵”
ノッカーの特徴とは?
そもそもノッカーという存在にハッキリとした姿はありません。
時々突然、森の陰だったり建物の隙間だったりから植物のツルのような、また触手のようなものを伸ばしてきてフシを襲ってきます。
その襲来はあまりに突然なのでフシも油断して第一撃をモロに喰らうこともしばしば…。
(フシかわいそう(・・;))
そしてノッカーはフシを一度殺すごとにフシの中に今までに得た変身出来る存在と、その存在に関する記憶を一つずつ奪っていき、また奪ったそれに変化してフシを襲い続けます。

何でノッカーはそんな戦い方をしてくるのだろう?
唯一真相を知っているようなこの物語の影の存在が言うには。

生きそこない、とは?
では生き物ではないのだろうか?(イマイチ分かりませんね)
じゃあ一体どうやって倒せばいいのかというと。バトルものにはありがちですが、やはり敵には弱点があり、その弱点とは。
ノッカーの中にある核を壊す。
ということ。
まるで「エヴァ」や「ぼくらの」のように、強敵にはココ!という弱点があってくれないと弱い主人公に勝機はありませんからね(笑)
ノッカーの目的とは?
ノッカーが執着するフシの正体
何故その「ノッカー」という存在は定期的にフシを襲ってくるのだろうか?
ノッカーさえ来なければフシも沢山の人々と平和に過ごしながら楽しく生きることも出来て、とてもハートフルな漫画になれるのに…。
どうやらその理由は
「フシ」という存在の意味にあったようです。
そもそもフシとは一体どういう存在なのか。
他の人には見えていないが、いつもフシの傍にいて何かと助言をしてくる「フシ」を生み出したという黒い布をまとった者がある時フシに言います。

どうやらフシはこの地の情報を収集する”装置”らしい。
そして黒い者が続けて言うには、すべてのものは滅びるからフシが必要で、またフシのことをこの世で唯一の特別な存在だと言うのです。

”ようだ”と言うからには、黒い者にもハッキリとした理由は分かってなさそうですね。
ノッカーの正体とは?
ではでは、そんな。
『フシ=この世の情報を収集、保存することを目的に作られた存在』
を支配したいと思っている”らしい”存在であるノッカーとは一体何なのか?
それに関してもまた黒い者が呼び名も含め、フシにノッカーの行動の理由を教えてくれました。

”楽園の門戸を叩き 崩壊をもくろむ存在”
……意味が分からん(゜_゜;)
軽く中二的発言にも聞こえてしまう程、言い回しがちょっとクドくて理解しがたいですが…。
おそらく、この世界に対して脅威となる存在だ。
ということなのでしょうか?
ノッカーがフシへ与える影響
敵がどんなヤツでどんな目的を持っていようが、物語の主人公に対して必ずいてくれなければいけない『敵』という存在。
もちろんこの物語にも敵の存在意義は重要です。
これがただのフシの成長物語なら。
空っぽの存在が人と出会う→人を学ぶ→別れが訪れる→さらに色んな感情を知る→より人間らしく成長する……。
といったヒューマンドラマのような漫画になってしまっていることでしょう。
しかしこれは、少年マンガです!
バトルっ、バトルが主人公を成長させなければいけないのです!!
(いけないってことはないけれど…)
何度も繰り返すノッカーとの戦いの中でフシは時に大切な存在を失います。それは既に自分の一部となった人を奪われたり、また共に戦いその中で死んでしまったり…。
そしてフシは決意します。

これぞ、THE☆少年マンガの主人公!!
はじめは人間としての形を保つのもやっとだったフシが、誰かを失いたくないが為にここまで意思の表れた表情を見せるようになるなんて…(T_T)
ちょっと胸アツです。
フシとノッカーの今後の関係
さて、では今までの内容を振り返って、今後主人公の「フシ」と敵の「ノッカー」はさらにどういう関係性を築いていくのでしょうか?
フシ=この世の情報収集保存装置
ノッカー=フシの情報を奪い、崩壊を目的とするもの
という、『守る者』と『破壊者』の相反する二つの存在。
どうやらこのノッカーは学習する存在のようで、一度戦うと今度はこっちが簡単に勝てないよう工夫をして挑んできます。(草で燃やされたら、次は石で来るなど)
ただの戦うだけしか意思の無い存在に見えますが、自分が今後の展開を予測するならば、おそらくフシと同じように何らかの『意識や知識』を持ち始めるのではないでしょうか?
今はとにかく物理的な戦いを挑んでくるだけですが、今後は精神戦や知能戦など、戦いの形や幅が広がってくる可能性も十分あるような気がします。
今回はフシが強く決意を抱く胸アツの回までを描いた『不滅のあなたへ』4巻までの内容をご紹介いたしました。
その後もフシはどんどん進化していきます。
読めば読むほどフシの変わりように目が離せなくなってくる、そんな『不滅のあなたへ』は2018年3月現在、既刊6巻まで発売中です!
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