今回お話するのは『不滅のあなたへ』という作品に出てくる「ピオラン」というキャラクターです。
ピオランというパートナー
ピオランという人物
まず「ピオラン」って誰?って話ですが。
正直、この『不滅のあなたへ』という作品を語る上で。
最も欠かせない重要な女性なのです!!
(も、もっとも重要な女性、(●^o^●)ドキドキ)
それがこのピオラン!

いやお婆ちゃん!!
そう、お婆ちゃんです。(笑)
けどこのお婆ちゃんなくして、フシの成長はありませんでした。
ざっくりどんな人物かを説明しますと。
・ヤノメの国で罪人として捕まっていた。
・海の向こうに故郷がある。
というくらい!!
どうやら10人程、人を殺めたことがあるとか?で捕まっていたらしいですが、一体どうしてそんな事をしたのかは…謎です。
ピオランとフシ
マーチ達をきっかけに出会ったピオランとフシ。
この記事でも紹介した事件の後、フシはふら~っとまた人里を離れて1人歩き続けていたのですが、そこでヤノメの国から共に逃亡していたピオランと偶然再び出会います。
それからというもの、何も知らないフシにピオランは一から人となりを教えてあげるようになるのです。
・文字に興味を持てば、文字を。
・モノの名前を知りたければ、名前を。
・話し方を知りたければ、話し方を。

そのおかげで短期間でフシはめきめきと人間らしさを身につけ、他者とのコミュニケーションを取れるようになっていきます。
ピオランの重要性
漫画における重要性
まず、この「不滅のあなたへ」という漫画では主に、色んな人や境遇に出会い、無であった個(フシ)が成長していく姿を描いているのですが。
ただ「無の状態」からゆっくりゆっくりフシが成長していくのをただ待っていたら、プロローグでおそらく3巻目くらいまで使ってしまいます^^;
それは、漫画としてどうよ!?
ってことで、これから出会いに行く人々と最低限のコミュニケーションを取れるように、フシをある程度成長させておく必要があるんですね。
そして白羽の矢が立ったのが、このピオランという老婆。
・人生経験豊富なのでフシの性質も受け入れが早い。
・目的の無いフシに目的地を示してくれる。

う~ん、なんて物語の進行に便利なのでしょう!
と、いうことでピオランはこの漫画に必要不可欠なんですね。
フシにとっての重要性
そんなこんなで今までフシは。
1~2巻 マーチ、パロナ、ハヤセ
3~4巻 グーグー、リーン、酒じい
5~6巻 トナリと仲間たち、変態ハヤセ
と色んな人物と出会ってきていますが、なんとピオランは。
1巻~6巻まで、ずーっと!!
フシと共に行動しています。
なのでフシにとってもピオランはいつの間にか、いて当たり前の大切な存在となってしまっていた…。
「しまっていた」って、これからもずーっと一緒にいればいいじゃない。
って思いますよね?
けど…
別れは突然に。
ピオラン、最後の役目
色んな修羅場を共にかいくぐってきたピオランとフシ。
「自分と一緒にいたらノッカーが来てしまう」
と、一度はピオランとも離れようと思うフシでしたが、ピオランはそんなのおかまいなし!フシと一緒にいるのが楽しいのだと、共に旅をすることを選びます。
またピオランと楽しい旅の日々♪
……と過ごし、約一カ月が過ぎた頃でした。

ピオランの様子が、おかしい…。
これってまさか。
ボケはじめてる…(゜_゜;)
しかし、その状況を上手く飲み込めないフシは、ただただピオランを介抱し続けるのですが…。
そのフシの顔がどんどん心の無い、空っぽの笑顔になっていくんですね…。
そのシーンが本当に辛い(;_:)
現代の介護問題まで描かれているようで胸が締め付けられるようでした。
しかしある日ピオランはフシに言います。

そして眠りにつく中、ピオランはフシの傍にいるという黒い存在に
”自分を連れていけ”
”もっとフシの役に立つモノへと生まれ変わらせてくれ”
と語りかけます。
すると黒い存在は、楽園に捕らわれる前に迎えにいく。と答えます。
そしてピオランは…。

か、かわいい!!
これはおそらくピオランが若い頃の姿なのでしょう…。
こんなにかわいかったなんて…誰があのお婆ちゃんから想像出来たでしょう。
そしてそのまま魂は天国と言う名の楽園へ……。
はいかず、黒い存在の手の内へ吸い込まれていきます。
さて、次に作中でピオランに出会えるのは、一体いつになるのでしょう!
今回ご紹介したエピソードは『不滅のあなたへ』1巻~6巻までに収録されております!ご紹介しきれなかった素敵なエピソードもまだまだ沢山あるので、是非コミックスの方でご確認くださいね!
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