『不滅のあなたへ』63話目のネタバレになります。
【前回のあらすじ】
守護団と共に行動をするようになったフシは、その道中いきなり仕掛けられた罠にハマり、カハクと共に網で釣りあげられてしまう。
フシを捕まえた!と意気揚々と現れたのあ見た目も性格も陽気でヘンテコリンな自らを王子と名乗る男だった…。
大変な王子
王子の発作
『ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティビーチ=ウラリス』
と、堂々たる態度で名乗ってきた男だったが…。
もちろんフシは知りません。
そんなフシに対して男は、お前を捕まえたということの意味が分かるか?と聞いてきますが…。
うーん、分かりません。
フシは姿をもぐらに変えて網を抜け、再びパロナの姿に戻り剣を片手に持ち。彼の言った「意味」について問いただすと…。

いきなりのけぞって怯びえだした!
するとフシの周りにその男の部下と思われる人達がぞろぞろと寄ってきて、フシ達を取り囲んだ。
こんなにいるのか…とフシが関心していると。男は再び起き上がり、フシに強気な態度を取ります。
しかしそれに対しフシがさらっと受け流すと。
また体をひねって怯え出す!
一体何なんだ!?とフシが驚いていると、男の傍にいた使用人のような人が。

…なんだろう…。全然緊迫した雰囲気がない(笑)
どうしてくれる?

捕まったら何してくれる?なんて聞くのも変な感じですが、それに対し王子もぽかんとした顔で「閉じ込めてあげる」なんて返事。
その後も
全然緊張感の内雰囲気の中、淡々と会話が続きます。
捕まえても死なないフシの変わりに一緒にいたヤツらを処刑する、と王子が言うと。
フシは
あいつらは決して人を苦しめるために働いているわけじゃない
等と守護団を擁護するような口ぶりで、それを却下した。
フシのその言葉にほっとするカハク。
部下は王子にどうするか聞くが、王子は「どーしよっかなー」というようなのんびりした様子。
時々何か見えないものを追い払うかのようなしぐさを取ったりと、やっぱり変な王子。
結局フシもカハクも連れて行くことに。
(守護団の部下達にはまるで子供を家に帰すかのような口ぶりで帰ってもらうことに…)
そして万歳をして、フシを捕まえたー!と喜ぶ王子に拍手をする部下たち…。
なんだこの茶番は^^;)
いっそ自分は…
いつまで
カハクがどうして捕まろうと思ったのかを聞くと、王子の部下の多さを見て、それらを味方に付ければ対ノッカーに役立つかもと思ったと答えるフシ。
紐でくくられ歩き続けるフシは、ふとノッカーのことを考えだします。
一体いつまでノッカーを退治し続ければいいのか。
犠牲者は増えるばかり…。
むしろおれの体をノッカーに渡してしまえば この状況は止まるんじゃ…
そんな事を考えながらも、今まで出会った人々の事を思い出し、忘れちゃいけない!と思い留まりますが。
でも忘れたからといって皆が帰ってくるわけでもない…。

その時カハクに話しかけられ、フシの思考は途切れます。
1万3千36人
連れてかれる道中の休息時、フシは傍にいる黒い存在にフシは自分の知らないところでノッカー関係で死んだ人はどれだけいるかを問いかけます。
返ってきた数字は
1万3千36人
あまりの多さにフシは言葉を失います。
自分が関わってきた大切な人より多いじゃないかと言うと、黒い存在は自然災害で亡くなる人数より少ないと、単調な声で返してきます。
だんだん自分とノッカーと、その間に巻き込まれる無関係な人々の犠牲に耐えられなくなっていたフシは、もし次ノッカーのせいで目の前で誰かが死んだら。
もうやめよう…。
そう考えます。
そして気が付くと目の前には王子。
すると王子はフシに語りかけるようでそうでない、独りごとのようなことを次から次に言いだします。
しかしその言葉はどこかフシの己の問いと、それに対する回答のような、まるで「自問自答」をしているような言葉。
横でグチャグチャと言う王子にフシは、お前に何が分かると言うと、それこそ分からないと思ってるお前こそなんだと返ってくる。
やっきになるフシに王子は

と、どういう訳か分からないがフシに対して強気に物を言ってきます。
最後にまた自分の名を高々と叫ぶと
貴様のことなぞ全てお見通しだアッ!!
とフシを指さします。
63話目のまとめ
この王子…なんだか悪い奴じゃなさそう?ですね。
今まで出会ってきた敵と違って、根本から悪意があるわけでも無さそうだし、かといって何か裏があるというような雰囲気でもない…。
ほのぼのと会話だけで事が進み、淡々と捕まるフシ。
この王子は一体全体本当に何ものなのwwちょっとこれは、王子の正体を早く知りたいところですね。
ps:王子がどうしても聖おにいさんのイエスに見えてしまうのは自分だけだろうかww
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