ドメスティックな彼女256話のネタバレ感想です。
桃源先生がお亡くなりになりました。
最後、桃源先生はナツオに
たくさんのモノを残してくれました。
桃源先生からいただいた言葉1つ1つが
これからのナツオを成長させる糧になることでしょう。
そして、桃源先生が残してくれたものの1つに
「書きかけの原稿」がありました。
これを手にしたナツオは
先生の思いを受け継ぎ、
その作品を完成させることを決意するのでした。
多くの人に愛された人生
桃源先生の作品を完成させる!
そう決意したナツオでしたが
それは簡単なことではありませんでした。
書けなくなってしまった。
このナツオのスランプ状態は何ら改善されていないからです。
机について、筆をとり
原稿用紙と向き合う。
しかし、ナツオの筆は全く進みません。
桃源先生の原稿、資料などを読みこみ
作品のイメージを膨らませることはできているのだが
それを文章として表現することができません。
来る日も来る日も
ナツオは机に座り、原稿用紙と向き合うのですが
なかなか書けるようにはなりません。
そんなナツオの苦悩する姿を見て
ヒナ姉は献身的にサポートをします。
毎日のようにナツオ宅へと足を運び
食事の世話、体調面のケア
そして、励ましの声をかけながら
精神面のサポートを行います。
ナツオが…自分を選んでくれなかった。
そんな悲しい現実をつきつけられてもなお
ヒナ姉はこれまでと変わらず
ナツオのサポートに努めるのでした。
ナツオが小説を書く。
これはヒナ姉の夢でもあるのです。
ヒナ姉自身もこのように言っています。
選ばれたいから尽くすって感じとはちょっと違う
今はとにかく彼の力になりたい
ならなきゃいけないって思ってるんだ
〈ドメスティックな彼女より〉
こうして、ヒナ姉のサポートを受けながら
執筆に取り組むナツオでしたが
結果が出ない日々が続き、苦悩している様子です。
そんな中
桃源先生が亡くなったことが
世間に公表されるときがやってきました。
今までは身内だけで、葬儀など行われてましたからね。
そして、桃源先生の死を悼み
一般の方も参列できるような
「お別れの会」が開かれました。
そこにはナツオも参加することとなります。
お別れの会といっても
おそらく、出版関係者ばかりで
こじんまりとした会になるのではないか。
ナツオは、そんな風に感じていたようですが
実際にはびっくりするくらい
たくさんの人が参加してくれました。
参加者の中には
以前に、桃源先生が取材をしてきた人たち
仲間であり、ライバルでもある小説家の人たち
悲痛な表情の桐谷先生の姿もあります。
そして…
桃源先生の作品を手にした
たくさんのファンの姿が、そこにはありました。
この光景を目にしたナツオは
嬉しくてたまりませんでした。
先生は、後悔ばかりの人生と言っていたけど
こんなにもたくさんの人に愛され、尊敬されていたんだから。
復活のナツオ
筆が進まず、相変わらずスランプ状態を抜け出せないナツオでしたが
桃源先生のお別れの会をきっかけに変わり始めます。
真っ白な原稿用紙を前にして
ナツオは思います。
先生の真似をしようとしてもダメ
そして、さらに考えます。
先生がいつも入念に取材してきた意味はなんだ?
自分が書けなくなってしまった理由はなんだ?
それは、景色を作る力がなくなったからだ。
だけど、景色というのは自分で作り出すものなのか?
先生は景色を作り出していたわけではない。
取材によって「見てきた記憶の景色」を文章に表現してきたのだ。
じゃぁ、今回の取材を通して見てきた記憶の景色を
先生だったらどうやって伝える?
どんな言葉を使うだろうか。
何にフォーカスするのだろうか。
先生ならどうする…?
こうしてナツオの頭の中では
次々と思考が巡っていきます。
そして…!
ナツオは覚醒状態に入ります。
まさに桃源先生がナツオに憑依したような状態
ナツオの筆がスラスラと動き始め
次から次へと言葉が溢れてくるのでした。
そんなナツオの姿を
ドアの向こうから目にしていたヒナ姉は
あまりの嬉しさに涙が止まりませんでした。
256話のまとめ&感想!
覚醒状態に入ったときのナツオ
瞳が桃源先生と同じになっていました!
この演出は面白かったですね(^^)
また、今話の前半部分で
ナツオが桃源先生の作品を完成させると決意し
それに対してヒナ姉が「できるよ!」と、
背中を押してくれるシーンがあります。
そのときのヒナ姉の瞳
これは、かなりの目力があります。
大きな瞳で、涙が浮かんでいるからなのでしょうか
とてもキラキラしています。
その輝き具合が、未来への光を表しているかのようでした。
いただいたコメントの紹介!

そう言えばまだ夏生には小説が書けないという問題がありましたね
色恋沙汰ばっかりに目が言ってた(笑)
さて、この桃源先生の未完成作品を完成させるのが当面の目標でしょうか。
これは華先輩の出番が多くなりそう…
今話でナツオのスランプも解決でしょうか。
いよいよ、回収すべき伏線も少なくなってきました。
いろんなことが解決に向かい、嬉しい反面
最後を感じてしまい、寂しい気持ちになります(^^;)
さて、2019年のドメカノは今週号で終わりですね。
今年はずっとネタバレ感想を追ってきましたが
もう1年経ったのか…と、その早さに驚きます。
ちょうど1年前の記事は
ナツオとルイが破局に向かう…ってやつですね。
これが解決するのに1年もかかったのかw
2020年はドメカノの結末の年となるのでしょうか?
最後までドキドキ、ハラハラしながら追っていきたいと思います(^^)
いつも記事を読んでくださる読者様
コメントもたくさんいただき感謝です。
そして、今年1年も大変お世話になりました。
体調にはくれぐれも気を付けて、よい年末年始をお過ごしくださいませ。
ですね。今回のお話でスランプは脱出できそうです。
あとはヒナ姉にも決着つけてほしいです。
一応ルイを選んではいますが、今回のサポートで一波乱あるかも。
(見方によってはヒナ姉さんまだまだ諦めてないようにも見える。これまでも「姉として」だの「夏生の幸せを見届ける」だの言って結局今日に至るわけで▪▪▪)
作者がヒナ姉を小間使いにするために決定的な言葉を言わせなかったのかなと
さすがに関係の知れてる姉が海外にいる妹に変わって妹の彼氏を献身的にサポートって変な話じゃん
夏生が察しが悪くてヒナ姉の気持ちが伝わってないからあることだと思うけどさ
読者からしたらちょっと夏生がクズに見える