ドメスティックな彼女255話のネタバレ感想です。
付きっきりで看病にあたるナツオ
しかし、桃源先生の体は弱りはて
最期の時が近づいていきます。
そこで、桃源先生は最期の願いをナツオに打ち明けるのでした。
そして、桃源先生とナツオは2人
最期の旅へと向かうのでした。
2人が出かけた先とは…?
桃源先生の願いとは…?
桃源先生の願い
真夜中、まだ外が真っ暗な中
2人は出かけていきます。
もちろん桃源先生は歩くことができません。
車いすに乗って、ナツオがそれを押していく形です。
こんな暗闇の中
2人はどこに向かうというのでしょうか。
誰かに会いに行くのかと思いましたが
だとするならば
こんな真夜中に出かけるのは変ですよね。
2人は移動をはじめ
たどり着いたのは…
山でした。
2人は真っ暗な山道を
ひたすら進んでいきます。
舗装されていない山道なので
車いすでの移動は大変そうですが
ナツオがしっかりとサポートしながら
ひたすら山を登っていきます。
山道の先に何があるというのでしょうか…
今のところは見当がつきません。
険しい山道を進みながら
2人は昔話を始めます。
初めて会った時の桃源先生は怖かった。
だけど、すぐに思いやりがあって自分に厳しい一流の作家だと思った。
ナツオがこう言うと
母の死を背負っていたナツオが
息子の死を背負っていた自分の姿と重なった。
なんとなくナツオに同じものを感じた。
と答える桃源先生。
これまでに何度も弟子をクビにし続けた桃源先生でしたが
ナツオをクビにすることはありませんでした。
その理由としては
ナツオがちゃんと続けたから
と答えています。
これを聞いたナツオは
なんだか嬉しそうな表情を見せます。
桃源先生は、その人の思いや行動をしっかりと読み取っていたことが分かりますね。
ナツオの誠意はしっかりと桃源先生に伝わっていました。
そこからは娘、華先輩の話になります。
華先輩は桃源先生に似てるとことあるんですよ
ってことで盛り上がりを見せます。
そうこうしていると
山道はさらに厳しさを増します。
地面は岩だらけで
車いすでの移動が困難となります。
というわけで
ここからはナツオが桃源先生をおんぶする形で
山道を登っていくこととなります。
病気によって痩せてしまったとはいえ
大人の体を担いで山道を登るというのは
ナツオにとってはキツイようです。
ですが、そんなナツオに桃源先生は声をかけます。
これから何をしていくにも体力は必要だ。
頑張れ!
いや、トレーニングするにしても今じゃないでしょ!
とすかさずツッコミを入れるナツオ
人生の最期を迎えようとしている中でも
2人のやりとりには明るさが見て取れます。
そして…
やっとの思いで2人は山頂に到着します。
ここが目的地だったようです。
山頂に着いた頃には
あたりは明るくなり始めており
朝を迎えようとしていました。
そして、山頂からは
美しい日の出が見えていました。
桃源先生の最期の願い
それは、ナツオと2人で日の出を見ることだったのです。
ナツオに日の出を見せることで
何があっても明るい未来はある
ということを伝えたかったのです。
これまでに後悔の多い人生だったが
ナツオと出会えたことで
楽しい時間を過ごすことができた。
だからこれは…
ナツオへの恩返しなのだそうです。
最期…
自分の人生の最期を
ナツオに何かを与えるために使った桃源先生。
桃源先生の人生にとって
ナツオという存在がどれほど大きかったか
やはり、桃源先生はナツオのこと
本物の家族、息子のように思っていたのでしょうね。
美しい日の出を見届け
ナツオに感謝を伝えた桃源先生は
ゆっくりと目をつぶり
そのまま静かに息を引き取ったのでした。
そして、桃源先生は夢を見ます。
あの日の夢です。
蝉が鳴いている暑い夏の日
息子、草亮が亡くなった日のことです。
あのとき、息子から目を離さなければ
息子の願いを聞いて、一緒に遊んでいれば
彼は命を落とすことはなかっただろう。
桃源先生が生涯背負い続けてきた後悔の1日。
夢の中ではありますが
そんな1日をもう一度体験している桃源先生は
同じ過ちを繰り返すことはありませんでした。
仕事をしている手を止め
一人で遊んでいる草亮に声をかけ
父と息子、2人で楽しく遊びます。
それはまさに幸せいっぱいな姿なのでした。
きっと天国では
大きくなった草亮くんと
お酒でも酌み交わしているんじゃないですかね。
これから父と息子
2人の時間を築いていってもらえたらと思います。
このシーンは超涙でした…
意志を継ぐもの
桃源先生は亡くなり
お葬式が開かれました。
華先輩は号泣しています。
一同が悲しみにくれる中
こんな時でも必死に働くナツオ
最後の最後まで桃源先生に尽くすのです。
そんなナツオに
桃源先生から最後の贈り物がありました。
それは…
書きかけの原稿
でした。
桃源先生の遺言書には
この原稿をナツオに送る
とあったのです。
それにどういった意図が込められているのかは分かりません。
ですが、その原稿用紙を手にして
そこに書かれていた内容を目にしたナツオは
ある決意を固めます。
先生の小説
俺が完成させる
255話のまとめ&感想!
桃源先生と草亮くんのシーン
マジで泣けた…
天国では2人で楽しく過ごしてもらいたいですね。
そして、最後
ナツオ復活編がやってきましたね!
この原稿には、どんな内容が書かれていたのでしょうか。
桃源先生のナツオへのメッセージが込められていたのでしょうか。
桃源先生の意志を受け継いだナツオが
これからどのように変化していくのか楽しみです。
これによって、ルイヒナ論争にも変化が起こるのでしょうか。
そう言えばまだ夏生には小説が書けないという問題がありましたね
色恋沙汰ばっかりに目が言ってた(笑)
さて、この桃源先生の未完成作品を完成させるのが当面の目標でしょうか。
これは華先輩の出番が多くなりそう▪▪▪